僕はいちフットボーラーとして親切心から君たちへ真実をつたえる。
「ワイドレシーバーにとってQBはパスマシーン以外のなにものでもない。レシーバーはパスを捕るためだったらなんでもする。君らはだまされてる。レシーバーなんか信用するな。」
たとえば、レシーバーたちは、君たちを合コンに誘う、いや誘うふりをする。たぶん10%も来てほしいなんて思っていない。チームの話、ランプレーの話、仕事の話、恋愛(笑)の話、そんな話まったくもって興味ないのに聞いてるふりをしてやってる。
たとえば、レシーバーたちは、あらゆるものにかこつけて、君たちをほめる。心の底では、バーカwwwwとか思いながら。君たちの、迷惑以外の何物でもないスクランブルとか、怠惰で浅はかな夢とか願望が込められたゴール前でのランプレーコールとか、最新装備で固められた君のスタイル姿とか、玄人が見たら明らかに意味不明なプレーコール(笑)とか、とりあえず君らが大切にしてることを何でもほめてやってる。
あげればきりがないけど、レシーバーたちはパスを自分のところに投げてもらい捕るために、それだけのために、こういう努力をしてるわけ。どんなにさわやかで、やさしくて、男らしくて、かっこよくて、面白くて、イケメンなレシーバーだって、チャド・オチョシンコだって、みんなうそついてるんだよ。レシーバーのいうことなんてぜーんぶ嘘。がっかりした?
今パスユニットで連帯感を感じてるだって????レシーバーが甘いことばをかけてくれたんだろ? かわいそうに、それはぜんぶうそ。
もうホットラインだって???? かわいそうに、少しでもうまいQBが加入したら君はゴミ箱行きだ。使用済みのポカリの袋みたいにポイだよ。
生涯の友だと言ってくれてるって???? それはね、(君のパスが)って言葉が前か後ろでかくれんぼしてるんだよ。
真実をしることができないQBたちは鳥かごの中で死んでいくカナリヤみたいにかわいそうだ。甘いことばという餌をあたえられて鳥かごの中でかわれる君たち。時々親切心にとりかごの外を見せてくれる人がいるかもしれない。でも君たちは、QBはえさがおいしいし、外なんてこわいから、ずーっと鳥かごの中にいる。今一本目の君も、来年になれば一本目だなんて思っているな君も、新人でこれからQBになろうとしている君も、鳥かごの中にいることにきづいてる?他のポジション見なくていいの?
もう一回いってあげる。
「ワイドレシーバーにとってクォーターバックはパスマシーン以外のなにものでもない。レシーバーはパスを捕るためだったらなんでもする。君らはだまされてる。レシーバーなんか信用するな。」